交通事故

高崎市|交通事故で「健康保険」を使うメリットと注意点(第三者行為)

群馬県高崎市にお住まいのあなた。不慮の交通事故に遭い、病院の窓口でこんなやり取りを経験していませんか?

「交通事故ですね。では、健康保険は使えませんので、自由診療(自費)になります

こう言われて、「あぁ、交通事故って健康保険が使えないものなんだ」と納得し、そのまま高い診療費を払い続けている……あるいは、保険会社が払ってくれているから自分には関係ない、と思っていませんか?

ちょっと待ってください。実はそれ、大きな誤解かもしれません。

  • 「病院でダメだと言われたから、無理だと思っていた」
  • 「自分の過失(不注意)も大きいから、治療費が心配……」
  • 「相手が保険に入っていなくて、どうしていいか分からない」

結論から言います。交通事故でも「健康保険」は使えます。 そして、状況によっては、健康保険を使った方が、あなたにとって**圧倒的に有利(手元に残るお金が増える)**になるケースが多々あるのです。

この記事は、高崎市および近隣地域で事故に遭われた被害者様が、「健康保険」という強力な武器を正しく使いこなし、経済的な不安なく最善の治療を受けるための実践ガイドです。


【第一章】なぜ病院は「健康保険は使えない」と言うのか?

まず、多くの人が陥る「交通事故=健康保険不可」という思い込みの正体を暴きましょう。

1. 病院側の事情(事務手間と単価)

病院が健康保険を渋るのには、主に2つの理由があります。

  • 事務手続きの煩雑さ: 通常の病気と異なり、事故の場合は「第三者行為による傷病届」などの追加書類が必要になります。
  • 診療報酬単価の違い: 自由診療(自費)の場合、病院は健康保険よりも高い単価で治療費を請求できます。経営的には自由診療の方が「美味しい」のが本音です。

2. 厚生労働省の見解

しかし、厚生労働省は通知(昭和43年通達など)によって、**「交通事故などの第三者行為による負傷であっても、健康保険は使用できる」**と明確に回答しています。

つまり、あなたが「健康保険を使います」と言えば、病院はそれを拒否することは本来できないのです。


【第二章】健康保険を使うべき「3つの決定的な場面」

どんな時でも健康保険を使えばいい、というわけではありません。しかし、以下の状況では**「健康保険を使わないと大損」**する可能性があります。

1. あなたの「過失(不注意)」が大きいとき

例えば、過失割合が「自分 4:相手 6」のようなケースです。 自由診療で治療費が100万円かかった場合、示談の際、あなたの過失分40万円が賠償金から差し引かれます(過失相殺)。 もし健康保険を使い、医療費総額が30万円(健康保険単価は安いため)に抑えられれば、差し引かれるのは12万円で済みます。手元に残る慰謝料が劇的に変わるのです。

2. 相手が任意保険に入っていない(無保険)とき

加害者が自賠責保険しか入っていない場合、治療費・慰謝料等の合計には「120万円」という上限があります。自由診療で通い続けると、あっという間に治療費だけで120万円を使い切ってしまい、あなたの手元に1円の慰謝料も残らないという悲劇が起こります。

3. 保険会社から「治療打ち切り」を宣告されたとき

まだ痛いのに保険会社が「もう治療費は払いません」と言ってきた場合。ここで治療を諦めてはいけません。健康保険に切り替えて自費(3割負担)で通い続けることで、「完治するまで治療を継続する」ことができ、その実績が後の示談交渉や後遺障害認定で有利に働きます。


【第三章】必須の手続き「第三者行為による傷病届」とは?

健康保険を使うためには、一つだけ避けて通れない条件があります。それが**「第三者行為による傷病届(だいさんしゃこういによるしょうびょうとどけ)」**の提出です。

なぜこの書類が必要なのか?

健康保険は、本来「あなたが自分で払った保険料」と「税金」で賄われるものです。他人が起こした事故の治療費を健康保険が肩代わりしたままでは不公平ですよね。 そこで、健康保険組合(健保や国保)が、**「一旦私たちが立て替えますが、後で加害者にきっちり請求(求償)しますね」**という手続きをするために、この届出が必要になるのです。

高崎市での手続き先

  • 国民健康保険(国保)の場合: 高崎市役所の保険年金課、または各支所の市民福祉課。
  • 社会保険(職場の健保)の場合: お勤め先の担当部署、または加入している健康保険組合。

【第四章】健康保険を使うデメリット(注意点)

最強に見える健康保険ですが、注意すべき点もいくつかあります。

  • 治療の制限: 健康保険の範囲内での治療(混合診療の禁止)となるため、一部の最新医療や特殊な処置が受けられない場合があります。
  • リハビリ期間の制約: むち打ちなどの場合、健康保険では「150日(約5ヶ月)」を超えるとリハビリの回数が制限されるなどのルールがあります。
  • 書類の手間: 前述の届出や、事故の状況報告書など、自分で用意する書類が増えます。

【第五章】接骨院での健康保険使用はどうなる?

私たち接骨院(柔道整復師)でも、交通事故の怪我に対して健康保険を使用することは可能です。

ただし、接骨院での交通事故治療は、通常**「自賠責保険(自己負担0円)」**で行うのが最も一般的であり、患者様にとってのメリットも大きいです(自由診療のような制限がなく、手厚い施術ができるため)。

しかし、「自分の過失が100%の自損事故」や「相手が全くの無保険」という極端なケースでは、接骨院でも健康保険(第三者行為の届出をした上での健康保険)に切り替えて通院する選択肢をご提案することがあります。


【まとめ】知識はあなたを守る最強の防具

高崎市で交通事故に遭い、出口の見えない不安の中にいるあなた。 「健康保険を使う権利」があることを知っているだけで、あなたの経済的な選択肢は大きく広がります。

  1. 過失がある場合や相手が無保険の場合は、迷わず健康保険の使用を検討する。
  2. 病院に「健康保険は使えません」と言われても、「第三者行為の届出をしますので使わせてください」と毅然と伝える。
  3. 複雑な判断に迷ったら、自分一人で決めず、交通事故に精通した専門家に相談する。

[高崎市新町の接骨院より] 当院では、患者様が身体だけでなく「お金」の面でも後悔しないよう、健康保険の使用を含めたベストな通院プランをアドバイスしています。高崎市・玉村町・藤岡市の境界に位置する当院には、各地域の保険事情に詳しいスタッフがおります。

「保険会社に言われるがままになっているが、このままで大丈夫か?」という不安をお持ちの方は、ぜひ一度、当院の窓口へご相談ください。あなたの味方として、最善の道を共に考えます。


Follow me!

TOP
PAGE TOP