群馬県藤岡市。あるいは近隣の高崎市、玉村町、上里町にお住まいのあなたへ。 交通事故に遭い、懸命に治療を続けてきたけれど、数ヶ月、あるいは半年以上が経過しても、残念ながら、事故による痛みやしびれ、めまいといった症状が、完全には消えずに残ってしまった…。
整形外科の医師からは、「これ以上の、大幅な改善は難しいかもしれませんね。そろそろ**『症状固定（しょうじょうこてい）』**としましょう」という、重い言葉を、告げられたかもしれません。
「症状固定…？ それは、もう、私のケガは治らない、ということ？」 「これから、この痛みや不調と、一生付き合っていかなければならないのか…」 「治療も終わりになるなら、せめて、この残ってしまった症状に対する、正当な補償は、受けられるのだろうか？」
そのように、将来への、漠然とした不安と、補償に関する、切実な疑問で、あなたの心は、今、揺れ動いているのではないでしょうか。
もし、あなたが、症状固定後も残ってしまった症状に対して、治療費や休業損害とは**「別枠」**で、**より手厚い、そして正当な金銭的補償（慰謝料や逸失利益）を受け取りたいと願うのであれば。 あなたは、「後遺障害等級認定（こういしょうがいとうきゅうにんてい）」**という、**極めて重要で、かつ、非常に専門的な「手続き」**に、これから、挑まなければなりません。
「後遺障害…？ 等級…？ 認定…？」 聞き慣れない、難しい言葉の連続に、あなたは、途方に暮れてしまうかもしれません。「自分一人で、そんな複雑な手続きができるのだろうか」と、不安に感じるのも、当然のことです。
この記事は、藤岡市およびその近隣にお住まいで、まさに今、この**「後遺障害等級認定」という、人生を左右しかねない、重大な岐路に立っている、あなたのための専門家による、完全ナビゲーション・サポートガイド**です。
後遺障害とは何か、等級認定がなぜ重要なのか、その申請の「全手順」を、一つ一つ、丁寧に解き明かすとともに、この複雑なプロセスにおいて、私たち「接骨院」が、あなたの最も身近なサポーターとして、具体的に、どのような「お手伝い」ができるのか、その全てを、あなたに、分かりやすく解説していきます。
【第一章】「後遺障害」とは何か？単なる「後遺症」との決定的な違い
まず、この手続きの「ゴール」である、「後遺障害」という言葉の、正しい意味を、理解することから始めましょう。
「後遺症」と「後遺障害」は、似て非なるもの
一般的に、病気やケガの治療が終わった後にも、残ってしまった症状のことを「後遺症（こういしょう）」と呼びます。 しかし、交通事故の損害賠償の世界では、単に症状が残っている（＝後遺症がある）だけでは、特別な補償の対象とはなりません。
その「後遺症」が、
- 交通事故によって生じたものであること（事故との因果関係）
- 将来においても、回復困難と見込まれる、精神的または身体的な毀損状態であること（永続性・非可逆性）
- その存在が、医学的に証明・説明可能であること（医学的証明）
- 労働能力の喪失（低下）を伴うものであること（労働能力喪失）
- 自賠責保険の定める「後遺障害等級」の、いずれかに該当すること
これらの、厳しい条件を、すべて満たしたと、第三者機関（損害保険料率算出機構など）によって、正式に「認定」されたものだけが、**「後遺障害（こういしょうがい）」**と呼ばれ、特別な補償（後遺障害慰謝料、逸失利益）の対象となるのです。
つまり、「後遺障害等級認定」とは、あなたの「後遺症」を、**法的に、そして経済的に、価値のある「後遺障害」へと、昇格させるための、極めて重要な「審査・認定プロセス」**なのです。
すべての始まり：「症状固定」というスタートライン
この「後遺障害等級認定」の申請プロセスは、医師（原則として、整形外科医）が、「症状固定」と判断した時点から、初めて、スタートすることができます。 「症状固定」とは、「これ以上、治療を続けても、大幅な改善が見込めない」という、医学的な判断です。 この判断が下されるまでは、あなたは、まだ「治療中の患者」であり、「後遺障害」について語る段階には、ありません。 まずは、主治医とよく相談し、ご自身の症状が、本当に「症状固定」の状態に至ったのかどうかを、慎重に見極めることが、第一歩となります。
【第二章】あなたの症状は、何級？後遺障害の「等級」を知る
自賠責保険が定める「後遺障害等級」は、症状の重さによって、最も重い**「第1級」から、最も軽い「第14級」**まで、14段階に分類されています。 そして、それぞれの等級ごとに、支払われる保険金（慰謝料や逸失利益の算定基礎）の基準額が、細かく定められています。
ここでは、むちうち（頚椎捻挫）や、腰椎捻挫の後遺症として、接骨院に通院される患者様が、認定を受ける可能性のある、代表的な等級について、解説します。
等級14級9号：「局部に神経症状を残すもの」
- 該当する症状（例）：
- 首、肩、腰などの、局部的な痛みが、治療後も、持続的に残っている。
- 手や足の一部に、しびれや、感覚の鈍さが、残っている。
- 認定のポイント： その症状の存在が、**「医学的に説明可能」**であること。つまり、単なる「痛い」「しびれる」という、あなたの主観的な訴えだけでなく、
- 事故の状況や、ケガの内容との、整合性
- 治療の経過（継続的かつ、真摯に治療に取り組んできたか）
- 神経学的検査（ジャクソンテスト、スパーリングテスト、腱反射テストなど）での、客観的な異常所見 などが、総合的に評価され、「その症状は、事故による神経の損傷が原因であると、医学的に、説明がつく」と、判断される必要があります。 むちうち後遺症の中で、最も認定される可能性が高い等級ですが、それでも、決して、簡単に認められるものではありません。
等級12級13号：「局部に頑固な神経症状を残すもの」
- 該当する症状（例）： 14級よりも、さらに重く、持続的で、改善の見込みが乏しい、痛みやしびれ。
- 認定のポイント： 14級の要件に加え、その症状の存在が、**「医学的に証明可能」**であることが、求められます。つまり、あなたの主観的な訴えだけでなく、
- **レントゲン、MRI、CTといった「画像検査」**において、神経を圧迫している、ヘルニアや、骨の変形といった、**明確な「異常所見（他覚的所見）」**が、確認できること。 が、原則として、必要となります。 14級と12級の間には、補償額（特に、後遺障害慰謝料や、逸失利益）において、数百万円単位の、大きな差が生じます。画像所見の有無が、まさに、運命の分かれ道となるのです。
【第三章】認定の「鍵」を握る、最重要書類：「後遺障害診断書」
では、この、あなたの将来を左右する、後遺障害等級認定の審査は、何を基に行われるのでしょうか。 その、最も重要で、決定的な役割を果たすのが、**「後遺障害診断書（こういしょうがいしんだんしょ）」**という、一枚の書類です。
「後遺障害診断書」とは？
これは、通常の「診断書」とは、全く異なる、後遺障害等級認定の申請のためだけに、特別に作成される、専門的な医学的文書です。 ここには、
- あなたの、自覚症状の詳細（どこが、どのように痛むのか、しびれるのか）
- 医師が行った、各種の検査結果（レントゲン・MRIの所見、神経学的検査の結果など）
- 症状固定までの、治療の経過
- 残存した後遺症が、今後の、労働能力に、どの程度の影響を及ぼすか といった、審査機関が、等級を判断するために、必要となる、すべての医学的情報が、凝縮されて、記載されます。
誰が書くのか？【最重要】必ず「医師（整形外科医）」です
この、極めて重要な「後遺障害診断書」を作成できるのは、あなたの主治医である「医師（原則として、整形外科医）」だけです。 私たち接骨院の柔道整復師は、後遺障害診断書を作成する権限を、持っていません。
「良い」後遺障害診断書を、書いてもらうために
つまり、あなたが、適切な後遺障害等級の認定を勝ち取るためには、いかにして、主治医に、あなたの症状の深刻さを、正確に理解してもらい、それを、この診断書に、客観的かつ、説得力のある形で、記載してもらうか、という点が、最大の鍵となるのです。 医師は、多忙です。あなたが、ただ「痛いです」と訴えるだけでは、あなたの苦しみの、すべてを、診断書に、反映させることは、困難かもしれません。 あなたが、主体的に、医師に必要な情報を、的確に伝え、協力して、この最重要書類を、作り上げていく、という姿勢が、求められます。
【第四章】申請方法は2つ！「被害者請求」で、主導権を握る
後遺障害等級認定を、申請する方法には、2つのルートがあります。どちらを選ぶかで、あなたの、その後の運命が、大きく変わる可能性があります。
1. 事前認定（じぜんにんてい）：保険会社に「丸投げ」する、楽だが危険なルート
- 方法： 加害者側の任意保険会社に、「後遺障害の申請をお願いします」と、依頼するだけ。後の、書類収集や、申請手続きは、すべて、保険会社が、代行してくれます。
- メリット： 被害者にとっては、手間がかからず、楽である。
- デメリット（致命的）：
- 透明性が、全くない： 保険会社が、どのような書類を、審査機関に提出したのか、あなたは、一切、知ることができません。あなたにとって、不利な情報だけが、提出されている可能性も、否定できません。
- 保険会社は「加害者側」： 保険会社は、本来、あなたに、賠償金を支払う側の、立場です。その保険会社が、あなたのために、積極的に、有利な証拠を集めてくれるとは、到底、考えられません。むしろ、等級が認定されない方が、保険会社にとっては、都合が良いのです。
- 追加資料の提出が、できない： もし、医師の診断書だけでは、不十分な場合でも、あなたが、それを補強するための、追加資料（例えば、接骨院での施術証明書など）を、提出することは、できません。
2. 被害者請求（ひがいしゃせいきゅう）：自ら「主導権」を握る、大変だが確実なルート
- 方法： 被害者であるあなた自身が、主体となって、後遺障害診断書を含む、すべての必要書類を、自分で収集・作成し、加害者が加入する**「自賠責保険会社」**に対して、直接、後遺障害の認定と、保険金の支払いを、請求する。
- メリット：
- 透明性が、確保される： どのような書類を、提出したのか、すべて、自分で把握できます。
- 主導権を握れる： あなたにとって、有利な証拠（例えば、症状の一貫性を証明する、接骨院の施術録など）を、追加資料として、自由に、提出することができます。
- より適切な等級認定の、可能性が高まる： 提出する情報の質と量を、自分でコントロールできるため、結果として、より上位の等級が、認定される可能性が、高まります。
- デメリット：
- 書類の収集・作成に、手間と時間がかかる。
- 専門的な知識が、ある程度、必要となる。
専門家の結論：「被害者請求」こそが、唯一の正解
手間はかかります。しかし、あなたの、将来の人生を左右する、極めて重要な手続きです。 後遺障害等級認定の申請は、必ず、「被害者請求」で行うべきです。 そして、その、煩雑な手続きを、サポートするために、私たち専門家が、存在するのです。
【第五章】接骨院は、あなたの「最強のサポーター」になる
「後遺障害診断書は、医師しか書けない」 「申請手続きも、複雑で、難しそう…」 では、私たち接骨院は、この、後遺障害等級認定のプロセスにおいて、一体、何の役に立てるのでしょうか。 実は、私たちは、医師とは異なる、独自の立場で、あなたの認定獲得を、強力に、**「サポート」**することができるのです。
サポート1：プロセス全体の「ナビゲーター」として
まず、私たちは、この複雑な手続きの「全体像」と「流れ」を、あなたに、分かりやすく解説し、あなたが、今、何をすべきか、次に、何が起こるのかを、明確に示します。道に迷わないための**「地図」と「コンパス」**の役割を果たします。
サポート2：症状の「一貫性」と「継続性」を証明する、客観的記録の提供
等級認定の審査において、非常に重要視されるのが、「症状に、一貫性があるか（訴えが、コロコロ変わっていないか）」、そして、**「治療が、継続的に、行われてきたか」という点です。 私たちが、日々記録している「施術録」や、定期的に発行する「施術証明書」**は、
- あなたが、事故直後から、一貫して、どのような症状を訴え、
- どれだけの頻度で、真面目に、治療に通い続けてきたか を、客観的に証明する、極めて有力な**「補強証拠」**となります。 医師の後遺障害診断書に、これらの記録を、添付することで、あなたの訴えの信憑性を、格段に、高めることができるのです。
サポート3：「良い」後遺障害診断書を、医師に書いてもらうための「橋渡し」
医師に、あなたの苦しみを、正確に伝え、それを、診断書に、的確に、反映してもらうための、お手伝いをします。
- 症状の「伝え方」のアドバイス： どのような言葉で、どのタイミングで、医師に、症状を伝えれば、より効果的か、具体的なアドバイスを行います。（例：「天気が悪い日に、特に痛みが強くなる」「〇〇の動作で、必ず、しびれが出る」など、具体的な状況と、症状を結びつけて伝える）
- 必要な「検査」についての情報提供： 後遺障害の認定には、特定の「神経学的検査」（腱反射、徒手筋力テスト、知覚検査など）の結果が、重要になります。これらの検査の、意味や、重要性を、あなたに説明し、医師に、それらの検査を、適切に、実施してもらうよう、促す、お手伝いをします。
- 医師への「情報提供書」の作成： 必要に応じて、私たちが、あなたの、接骨院での、治療経過や、症状の変化をまとめた「情報提供書」を作成し、あなたが、それを、医師に、提出することで、医師が、より、多角的な情報に基づいて、診断書を作成するための、サポートを行います。
サポート4：専門家（弁護士）との「連携」
後遺障害等級認定の申請は、法律的な側面も、非常に、強くなります。 私たちは、藤岡市や、高崎市で、交通事故案件、特に、後遺障害に、精通した、信頼できる**「弁護士」**と、常に、連携しています。 あなたが、「被害者請求」の手続きや、その後の、保険会社との、示談交渉で、法的なサポートが必要になった際に、スムーズに、適切な弁護士を、ご紹介することができます。
まとめ
藤岡市で交通事故に遭い、治療を続けても、残念ながら、症状が残ってしまった、あなたへ。 その、残ってしまった症状に対して、正当な補償（後遺障害慰謝料、逸失利益）を受け取るためには、**「後遺障害等級認定」**という、専門的な手続きが、不可欠です。
この認定の鍵を握るのは、**医師（整形外科医）が作成する「後遺障害診断書」**であり、申請方法は、保険会社任せの「事前認定」ではなく、**あなた自身が主導権を握る「被害者請求」**を選択すべきです。
私たち接骨院は、後遺障害診断書を、作成することはできません。しかし、
- 認定プロセス全体の、分かりやすいナビゲーション
- あなたの、症状の「一貫性」と「継続性」を証明する、客観的な記録の提供
- 医師に、より良い診断書を作成してもらうための、効果的な「橋渡し」
- 必要に応じた、弁護士との「連携」 といった、多岐にわたる**「サポート」**を通じて、あなたの、適切な等級認定の獲得を、最も身近な立場で、全力で、後押しすることができます。
もし、あなたが今、藤岡市およびその近隣にお住まいで、「症状固定」を告げられ、今後の「後遺障害」の手続きに、大きな不安を感じているなら。 決して、一人で、悩まないでください。 私たち高崎市新町の接骨院は、藤岡市からもアクセスが良く、このような、交通事故治療の、最終段階である、後遺障害認定のプロセスについても、豊富な知識と、経験を持っています。あなたの、未来の生活を守るための、最も重要な戦いを、私たちが、共に、戦います。詳しい内容については、お気軽にお問い合わせください。
Follow me!
